カルガモは留鳥と言われていますが、いつもよく見回っている池や、古墳の堀や、大阪城の堀では、他のカモ達と同じように、夏前になると見られなくなります。そして、他のカモ達がやってくる少し前ごろ、元の水辺に戻ってきて、その後、渡りのカモ達と共に過ごしています。大阪周辺のカルガモは、夏の間、どこで子育てや避暑をしているのでしょう。カルガモについて情報をネットで調べてみました。

 「くちばしは黒く、先端部は黄色で、よく目立ちます。脚は橙赤色。飛行時の翼下面の風切羽の黒褐色と雨覆羽の白色の対照が鮮やかです。メスオス同色ですが、体はオスの方が大きく、黒味も強い。「グエーグエッグェ」と聞こえる大きな声で鳴きます。アジアの温帯から熱帯に分布・繁殖しています。日本では全国で繁殖し、本州以南では留鳥、北海道では夏鳥です。河川、池沼、海上など水辺にすんでいます。」(サントリー)

 「カルガモは、本州以南では周年生息する。調査地で冬に個体数が増えるのは、冬は湖沼に集合し群れとなり、春には繁殖のために河川等に分散するためだと考えられる。9-10月には全国の調査地で多くの個体数がみられ、3 月から 5 月にかけて徐々に個体数が減少する傾向がみられる。また、北海道の個体は冬季には本州へ渡りをする。北海道の道南地方と青森に中継地タイプの調査地がみられるのはそのためだと考えられる。」(NPO 法人バードリサーチ)

 「日本では、カルガモとオシドリは留鳥です。留まる鳥ですので、「渡をしないカモ」と思われがちですが、実は渡りはします。「ある種を同じ場所で夏も冬もみることができる」というのと、「ある個体が季節によって移動しない」というのはイコールではありません。実際に、北海道ではカルガモは冬には本州に渡ってしまうので、ほとんど目にすることがありません。北海道では夏鳥です。オシドリも、秋には大きな群れをつくって南方に移動します。移動後も本州では随所で見られるため、便宜上「留鳥」と呼んでいるだけです。」(たかはし@富山)

 

カルガモ

 

 

 

♫ 霜降 ♫