カラスノゴマは、初めて見る植物でした。ネットで情報を調べてみました。
「以前は普通に見られた植物であるが、いつのまにか見ることがまれになった。ときには町中の公園に姿を現すこともあるが、ラセンソウと同様に見られなくなることが危惧される。」(京都府)
「和名は種子をカラスの食べるゴマに例えたものといわれている。旧分類ではゴマ科でなく、シナノキ科 Tiliaceaeに属したが、新分類(APG)ではアオイ科に含まれる。」(三河の植物観察)
「東北南部以西〜九州の畑や道ばたなどに生える。茎は丸くて直立し、高さ30〜60cm。茎葉に星状毛がある。葉は互生し、卵形で先はややとがり、基部は円形または切形、長さ2〜7cm、幅2〜4cm、鈍鋸歯があり、柄は長さ1〜2cm。葉腋に1個の黄色の花がつく。花柄は長さ1.5〜3cm、萼片は線状披針形で長さ6〜8mm。先はとがり、反曲し、外面に星状毛がある。花弁は倒卵形、長さ7〜10mm。仮雄蕊は長さ7〜9mm。子房は3室。さく果は長さ2.5〜3.5mm、幅約3mmで少し湾曲し、星状毛がある。種子は卵形で長さ3mm以下、横に隆起線がある。花期は8〜9月。」(日本の野生植物)
