最近、こぎつね研究室の庭にも、セグロアシナガバチがよく飛んでいます。ヘンルーダやビオラやスミレで育っている、アゲハやツマグロヒョウモンの幼虫を探して連れて行ってしまいます。ネットで情報を調べてみました。

 「体長は約21~26mm。体色は黒色で黄褐色の斑紋がある。前伸腹節が黒色であることが和名の由来。近似種のキアシナガバチとともに日本で最も大きなアシナガバチである。キアシナガバチとよく混同されるが,本種の前伸腹節は黒色である(ただし,この形質は沖縄では使えない)。オスは触角の先端が細いので,容易に区別できる。人家の軒先や樹木の枝に営巣する。キアシナガバチは低山地に多いのに対して,本種は平地に多い傾向がある。働きバチ数は最大でも約50匹である。最近の研究により,従来の学名(Polistes jadwigae)が訂正された。」(国立研究開発法人森林研究整備機構)

 「アシナガバチ類は幼虫の食物としてチョウ・ガの幼虫など各種の昆虫を狩る益虫であるが、人を刺すこともある。女王バチが巣を守っている間は人に対する攻撃性はほとんどないが、働きバチの羽化後は巣を守る習性が発達し、刺激すると攻撃するようになる。腹端に毒針を持ち、刺されても大抵の人は痛みと腫れだけで数日後に回復するが、蜂毒にアレルギー体質の人は血圧低下、発疹、吐き気など全身症状を呈し、2回目以降は死亡することもある。巣に刺激を与えたときの本種の攻撃性はやや強く、7~8月に草刈り、庭木や果樹の剪定などによって巣を振動すると働きバチの攻撃を受ける場合が多い。また、8~9月にスズメバチの攻撃や台風などで巣を失うと、生き残ったハチが家屋内に浸入し、天井などに集団を作ることがある。越冬のためにも人家の屋根裏や山小屋の天井に数十~数百の集団を作ることがあるが、これらの個体に攻撃性はない。」(zukan.earth)

 大きな巣を作り、巣を振動するようなことをすると刺されることがあるらしい。庭にやってきては、アゲハやツマグロヒョウモンの幼虫を探しています。

 

セグロアシナガバチ

 

 

♫ 芭蕉(ばしょう)♫