今年2024年は6月29日にクマゼミの姿を見ました。昨年までの自分のブログでクマゼミの記録を検索すると、2023年は7月5日、2022年は7月1日、2021年は7月5日、2020年は6月30日、2019年は7月9日、に各年初めてのクマゼミの記録をしています。しかし、「今年初めてクマゼミの姿を見た」と、「今年初めて鳴き声を聞いた」という記録が入り交じっているので、正確ではありません。今年の場合は、6月29日に姿を見て写真を撮り、その数日後、鳴き声を聞いています。

 数年間の記録から、だいたい6月の末から7月のはじめにかけて、クマゼミの幼虫が土の中から出てきて木に登り、羽化していることが分かります。今年は、これまでで一番早いクマゼミの観察記録となりました。クマゼミが、いつ頃から見られるのかというのは、梅雨の雨の降り方、梅雨の中休みの晴れの日の気温、夜の気温、などが関係しているように思われます。

 セミの初鳴きについて、ネットで情報を調べてみました。

 「「初鳴き」について、ミンミンゼミとクマゼミについてまとめたものが下の図(略)です。ミンミンゼミを見ると、北海道地方がもっとも早く、6月下旬には鳴き声が聞こえます。北関東、北陸地方などでは7月中旬、九州地方などでは7月上旬となっています。サクラ前線と違って、北にいくにつれて、鳴き始める時期が遅れるといった単純な図式でないことがわかります。一方、クマゼミでは南ほど早く鳴き出しています。九州・四国・東海地方(7月上旬)、中国・近畿地方(7月中旬)、南関東地方(7月下旬)。これはクマゼミが比較的近年になって北に分布を広げてきたことと関連していると思われます。」(生物多様性センター)という、データがありました。

 

クマゼミ

 

♫ 小暑 ♫