ヨトウガは、幼虫の初期、モンシロチョウのあおむしとよく似ています。かつて、こぎつね小学校でモンシロチョウの幼虫の育ちの観察をしている時、ヨトウガの幼虫を飼育している子どもがいたことを思い出しました。モンシロチョウの幼虫も、キャベツなどを食べる害虫ですが、ヨトウガは、さらに集団でいろいろな野菜を食べてしまう害虫なので、農家の方に嫌われています。ヨトウガについて、ネットで情報を調べてみました。

 「蛾の仲間。幼虫が食害する。若齢幼虫の体色は緑色で、シャクトリムシのように歩く。老齢幼虫の体色は緑色・褐色・黒色などさまざまで、体長4センチ。卵が数十~数百個の塊で産まれるため、若齢幼虫は葉裏で集団生活し、葉表の薄皮を残して食害する。この時は畑の中の数枚の葉が白く見える。老齢幼虫は葉をひどく食い荒らし、ボロボロにする。夜行性で昼間は土中に潜るため、幼虫が見つかりにくい。蛹で越冬し、西日本・東日本では4~6月と8~11月の2回、北日本では6~9月に2回発生する。北方系の虫で、北日本で被害が大きい。ハクサイ・ダイコン・ナス・ネギ・キクなど、非常に多くの野菜や花で発生する。」(タキイ種苗株式会社)と、いうことです。 

 モンシロチョウと違って、ヨトウガは卵を一カ所に大量に生みます。そのため、大量発生して、大きな被害を与えます。また、いろいろな野菜や花を食べるということなので、やっかいな害虫です。

 

 

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