今日はお天気は良いのですが、フィールドワークに出かけないで筆文字の練習に時間をかけることにしました。そこで、今日のブログは、家で飼育しているチョウ達の成長の様子を記録します。

 モンシロチョウは、キャベツの苗を準備して、キャベツの葉に産み付けられた卵から孵化した幼虫を育てています。最近、前蛹、蛹の姿の写真を撮ることができました。

 小学校の理科の教科書では、チョウは、3年理科の第3単元になっているので、学校では学習の時期を逸してしまう先生もいるかもしれないなと思います。第1単元:生き物をさがそう、第2単元:たねをまこう、第3単元:チョウを育てよう、と並んでいます。自然の観察に詳しくない先生は、学校の都合から考えると、4月末から5月にかけての大型連休があるので、「連休が終わってからチョウの学習を始める方がよいかな」と、安易に思ってしまうからです。しかし、それでは、身近な所でキャベツがなくなり、また、アブラナ科の栽培植物もほぼ見られなくなり、チョウの卵を見つけることがとても難しくなります。

 理科教科書の目次の所には、自然の学習の「きせつごよみ」が掲載されていて、3月にキャベツの苗を準備する、4月にチョウが卵を産み、4月~5月にかけてモンシロチョウの学習をする、と示されています。ということは、3年の最初の3つの単元は、並行しながら学習を進めないといっけないということです。単元順に進めようと思っていると、最近は特に温暖化が確実に進んでいるので、春の植物や、生き物の姿が見られなくなります。自分がこぎつね附属小学校で3年理科を教えている頃でも、本当に忙しく、田んぼ周辺の植物観察、種まき(ヒマワリ、ホウセンカ)と成長の観察、チョウ(モンシロチョウ、アゲハ、アオスジアゲハなど)の幼虫の成長の観察、などをしていたことを思い出します。

 また、ツマグロヒョウモンは数年前までは、春にたくさん見られたのですが、今年はまだ、我が家のスミレやビオラやパンジーに卵を産みにきていません。ビオラやパンジーの季節が終わってしまうまでに、来て欲しいと思っているのですが、少し心配です。

 アゲハは、ミカン、ヘンルーダにたくさん卵を産みに来ました。また、アオスジアゲハは、クスノキのひこばえの若葉の所に卵を生んでいます。クスノキは、街路樹に多く植えられているので、卵はすぐに見つけることができます。クスノキのひこばえは、刈り取られてしまう場所なので、それらを少しもらってアオスジアゲハを飼育することは容易です。

 

04モンシロチョウ幼虫

 

04モンシロチョウ前蛹

 

04モンシロチョウ蛹

 

04キャベツの苗は穴だらけ

 

04アゲハ幼虫

 

04アゲハ幼虫

 

04アオスジアゲハ卵

 

04アオスジアゲハ幼虫