今日は一日中雨でした。モンシロチョウの卵がたくさんついたキャベツの苗、アゲハの卵がついているヘンルーダの枝、オオカマキリの卵など、孫が学校へ持っていく準備しました。また、飼育に関してはとても手間なので、先生にお手紙を書きました。これまで取り組んできた手順を、担任の先生にお知らせすることにしました。 

 

 

 3年○組の担任の先生 様

 

 モンシロチョウの幼虫の育て方

①キャベツの苗ごと、モンシロチョウの卵、幼虫を持たせます。苗の土が乾かないように、先生が水やりをして下さい。

②ある程度、幼虫が大きくなると、それぞれ飼育したい子ども達に分けて、個別に飼育させると良いのですが可能でしょうか。

③個別に飼育する場合は、100円ショップの飼育ケース(教科書のような大きめのミニトマトケースでもよい)で、キャベツを入れ替えながら育てます。毎日、家に持ち帰らせるようにすると、観察をよくします。親の協力を得る。

④飼育するときのキャベツは、食用のキャベツで良いのですが、残留農薬があるので、しっかり洗ってから与えます。腐らないように、しおれてしまわないように、入れ替えが大切です。糞の掃除もします。

⑤幼虫は、飼育ケースのふたや壁で、蛹になります。

⑥アオムシコマユバチに寄生されている場合は、モンシロチョウの蛹は死んでしまって、そこから小さなハチが生まれます。4月段階で飼育すると、寄生される率が少ないように思います。

⑦飼育は、大変ですが、よろしくお願いします。できるだけ、協力してくれる多くの子ども(ご家庭)を育てることが、チョウの学習を成功させるコツです。でも、持って帰っても、すぐに死なせてしまうご家庭もありますが、それも学習です。また再び、最初から育てるようにするとよいだけです。何度か、失敗しながら育てる間に、飼育のコツを覚え、自然の生き物のいろいろなことが体験できます。

 

 ナミアゲハの育て方

①ナミアゲハの卵、幼虫を持たせます。ミカン、キンカン、レモン、などの葉に卵を産みます。我が家の場合は、ヘンルーダの葉に生んだ卵、幼虫です。

②ミカンの葉、または、ヘンルーダの葉を、小さめのビンに水を入れて、植物が枯れないようにします。葉を食べてしまうと、新しい葉を入れるようにします。ビンの水の中に落ち込まないように、ビンの口は、ティッシュなどでかるく栓をします。

③蓋付きの大きめの飼育ケースを横向けの縦に置いて、そこに、ビンにさしたヘンルーダの枝をいれて、育てます。

④モンシロチョウよりも育てやすく、観察しやすく、寄生バチに寄生されることもほぼありません。

⑤蛹になる前に、枝から離れることがあるので、水の中に落ちないように、また、飼育ケースから逃げ出さないように注意が必要です。

⑥羽化が連休になってしまうので、幼虫はできるだけ希望者に持ち帰らせるように、親に協力を願うようにするとよいでしょう。成虫(チョウ)の飼育は、ほぼできないので、放蝶するようにします。

 

 アオスジアゲハの育て方

①クスノキの若葉の所に卵を産みます。

②育て方は、ナミアゲハと同じです。クスノキの若葉が枯れないように注意して、飼育します。

③ナミアゲハよりも、容易だと思われます。

 

 オオカマキリの卵について

①4月末から5月の連休明けのころに、卵囊から多くの幼虫が生まれます。

幼虫が生まれる瞬間と、小さなカマキリの様子が、観察できるとよいと思います。

②育てるのは大変なので、あちこちの草むらに、殆ど逃がした方が、よいかもしれません。

③小さな幼虫の間は、カラスノエンドウなとの植物についている、アブラムシなどを食べます。共食いもします。

 

      お邪魔なことですが、よろしくお願いします。

      ○○(孫)の、虫好き じいちゃんより

 

モンシロチョウの卵

 

アゲハの卵

 

アオスジアゲハの卵

 

オオカマキリの卵