今日朝から、オーストラリアで生活をしている元こぎつねから、生き物の写真が送られてきました。今日は、歩きに出ていないので、その生き物の記録をしようと思います。

 「こちら(オーストラリア)は日が暮れるのが早くなり、涼しい日も増え、だんだん秋を感じる季節になってきました。最近休みの日に色々なビーチに行って磯の観察をしています。Watsonsbayの磯で初めてウミウシを見つけました。小学生の時、遠足でみさき公園へ連れて行ってくださったことを思い出しました。その時には確か黒いウミウシが沢山いて、触ると黒紫のような液をだしていたことを覚えています。今回のウミウシには触れていないので液を出すかどうかは分かりませんでした。また別のSirius Cove Beachというところでは、干潮の時に干からびたような状態のヒトデが沢山いました。海の中に入れてみると動き出してまた砂の中に体を沈めていきました。その他は、海岸近くの木の茂みで見つけた、蝶と蛾のような様子の虫、日の光で虹色に見える体のトカゲ、海岸の水鳥、植物の実、花の写真を送ります。」

と、知らせてくれました。

 

1.キマダラセセリの仲間 Potanthus omaha

 Potanthus omahaは、セセリチョウの一種です。オーストラリア、インドシナ、マレーシア、シンガポール、フィリピン、インドで見られます。

 

2.アスパラガス シュプレンゲリー 学名Asparagus densiflorus 'Sprengeri'

 アスパラガス スプレンゲリーは、別名は「スギノハカズラ」です。原産地は南アフリカで、耐寒性多年草です。明るいグリーンのふわふわとした葉と、鋭いトゲのように見える部分が特徴です。四季咲きの小さな白い花のあと、緑から赤に至るさまざまな段階の実をつけます。熟すと真っ赤になります。春から秋は屋外で育てることができ、冬は室内に取り込むと一年中楽しめます。

 

3.オクトパスツリー(Octopus tree) 学名Schefflera actinophylla

 オクトパスツリーは、ウコギ科シェフレラ属の常緑中高木です。オーストラリアとニューギニア原産で、高さは10~15メートルになります。タコが足を広げたような赤い花序が特徴的です。開花時の様子がタコを連想させることから、オクトパスツリーと言われています。また、花柄が放射状に伸びる事からアンブレラ・ツリーとも呼ばれます。

 

4.チャイロコガモ(Chestnut Teal) 学名Anas castanea

 オーストラリアに生息する小型のダブリング・ダック(Anas castanea)です。南西部と南東部に生息しており、東ではクイーンズランド州のロークンパーンから南オーストラリア州のセドーナまで、最も多くはニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、タスマニア州に生息しています。また、ニューギニアやロード・ハウ島にも渡来します。チャイロコガモは、塩分濃度の高い水域でも生息できる数少ないカモの1つですが、飲む水は淡水を必要とします。

 

5.トゲモミジガイ 学名Astropecten polyacanthus

 ヒトデ綱モミジガイ科のヒトデで、輻長約7cm~10cm、褐色~黒色。「カイ」と名付けられているが、ヒトデの仲間です。浅い砂浜や干潟、潮下帯などに広く生息します。インド洋、西太平洋などに分布します。体内にはフグ毒と同じテトロドトキシンを含有していて、食べると中毒を起こすため注意が必要です。

 

6.ジャノメアメフラシ 学名Aplysia dactylomela

 ジャノメアメフラシは、アメフラシ科に属する大型の軟体動物です。体長は最大25cm近くになり、茶色やオリーブ色の体に蛇の目模様が特徴です。世界中の温かい海に分布しており、インド洋や太平洋の暖温帯から熱帯域に生息しています。ジャノメアメフラシは紫汁腺を持ち、刺激を与えると紫色の液体を出すことができます。この液体には毒性はありませんが、犬や猫の目に入ってしまったり、なめさせたりしないように注意しましょう。

 

7.レインボースキンク(Carlia)

 レインボースキンクは、体表がギラギラと輝くことからその名が付けられたトカゲです。日光にさらされると、文字通りさまざまな色に輝く小さくも美しいトカゲです。オーストラリアのクイーンズランド州、フィッツロイ島にはクローズドリッターレインボースキンクが生息しています。