今日は、住吉大社にお参りしたとき、3つのことが気になり調べてみました。
まず、楠珺社にお参りしました。「なんくんしゃ」と読むと分かりました。「楠珺社の縁起物は、招福猫(しょうふくねこ)です。招福猫は、毎月初めの辰の日(初辰まいり)に楠珺社で授与されます。招福猫には、左手を挙げた猫と右手を挙げた猫の2種類があります。奇数月は左手を、偶数月は右手を挙げた猫が授与されます。小さな招福猫を毎月集め、48体そろうと、満願成就の証として納めていただきます。そして一回り大きな招福猫と交換してもらい、今後のご繁栄を祈願します。」と、書かれていました。
五所御前で、五大石集めをしました。「五所御前(ごしょごぜん)は、住吉大社の境内にあるパワースポットです。五所御前は、約1800年前に住吉大神が鎮座された際に最初に祀られた場所と伝えられていて、住吉の神様の使いである白鷺が舞い降りた場所とも言われています。五所御前には、玉石がたくさんあり、その中から「五」「大」「力」と書かれた石をそれぞれ一つずつ集めてお守りにします。この石を御守にして持つと体力・智力・財力・福力・寿力を授かり、心願成就のご利益があるとされています。願い事が叶ったら、石を倍にしてお返しします。返納の石(感謝の小石)は、御守授与所でお求めいただき、ご自身が拾われた石と共に五所御前にお返しします。」と、いうことです。人々が興味をもついろいろな工夫がされているなと思いました。
俵屋宗達晩年の最高傑作として国宝に指定されている「源氏物語関屋澪標図屛風」(静嘉堂文庫美術館蔵)のうちの「澪標図」(みおつくしず)の陶板がありました。「『源氏物語』第14帖「澪標」と第16帖「関屋」をそれぞれ左右に描いた屏風です。六曲一双 各153.0×356.4cm。謎に包まれた絵師である俵屋宗達が残した作品の中で、この屏風は1631年に制作されたと年代が判明している数少ない作品のひとつです。2021年12月に、この国宝「源氏物語関屋澪標図屏風」澪標図が原寸大で陶板で表され、物語の舞台である大阪・住吉大社に奉納されました。原寸大(153.0×356.4㎝)の陶板でこの屏風を再現したのは、大塚国際美術館の陶板画を制作しているのでも有名な大塚オーミ陶業株式会社です。やきものの耐久性を活かした今回の複製により、初めて国宝作品を屋外で設置することが可能となりました。「澪標図」は『源氏物語』第十四帖「澪標」を題材にし、中央に住吉大社を参詣する光源氏の牛車と華々しい一行、右に明石君が乗る船、左に住吉大社の象徴である反橋(通称:太鼓橋)と鳥居が描かれます。物語では、源氏一行に遭遇した明石君は、身分の違いを思い知り、参詣せずに浜を去りました。」という絵図だそうです。最近、住吉大社の反橋近くに設置されたものです。
招福猫
五大力石
澪標図
『源氏物語』第十四帖「澪標」