これまでに、ドリトル先生シリーズの本は、1.ドリトル先生アフリカゆき 2.ドリトル先生航海記 3.ドリトル先生の郵便局 を読み、今回、4.ドリトル先生のサーカス を読み終えました。動物達の暮らしの問題点を、ドリトル先生が、サーカス団に身を置きながら、理想的なサーカスへと問題解決をしていく痛快な内容です。サーカスに出場している動物たちの待遇改善を、ドリトル先生が進めます。自分の生まれた地域に帰りたいオットセイのソフィーを、団長には内緒で、苦労しながら海まで運ぶ旅からは、ドリトル先生の熱意が伝わりました。サーカスの団長が大金を持って逃げてしまった後、ドリトル先生はサーカスの出し物を、動物たち自身に考えさせて、自分達ができる得意な内容で出演するというような改革を進めました。動物語を話せるドリトル先生が、動物たちから話を聞き出しながら、ドリトルサーカスを運営していきました。

 学校の教育も、この通りだなと感じました。子どもが自分達で出来ることは、多くあります。子ども達が主体的に運営していく学校が、こぎつね小学校でした。規則や決まりでしばり、狭い教室に大勢押し込んで、きびしい指導の下で学ばせないということです。子ども達の声を聞き、子ども達がしたいことを中心に、互いの学び合いを深め、素晴らしい学びの表現をさせていくことが大切だと思いました。

 

 

 

♫ 小雪 次候 ♫