いろいろなノート術の総集編のような本でした。この本のすごいのは、参考文献の30編程が、全て英文のものでした。英語を母国語として使っている外国の人にとっては、当り前の参考文献かもしれませんが、日本語で本を書くために、これだけの英文の文献を集めて、整理して、目を通すのはすごいなと思いました。多分、これまで出版されている日本語のノート術の本を引用しないで、全て英文の文献で書き上げるのは、激戦のテーマ「ノート術」の中に切り込む作戦でもあるのでしょう。
数年前に出版された『メモの魔力』という本は、とても印象的でした。同じようなことがこのDaiGoさんの本にも書かれていました。メモを書き、それにさらに書き込んでいくこと、それが最強のノート術であるというものです。メモは、手書きがよい。あとで書き込みをしていき、つながりをそのメモの中に見いだしていき、広がり、深まり、集約していくことで、自分の考えとして構成していくというものでした。DaiGoさんの本は、ビジネスマンのメモ力の話ではなく、学生が授業を受けるときの、予習、授業中、授業後の、ノート術が中心です。しっかり、「関連、気付き、考え、疑問点」を書き込んでいく「思考の地図」のようなノートを作るのがよいということを、伝えていました。
自分は最近、書くのはパソコンを使っているので、ノートにメモをすることはほぼないのですが、メモ帳やカードに、今日しなければいけない10の項目を書き出すことはしています。また、手帳は、手書きで毎日書き続けているので、そこに、今回読んだDaiGoさんの本から得た、関連や気付きを書き込み方法を、活用していこうと思います。
また、アメリカの理科の教科書を読んでいるのですが、本に直接、いろいろ書き込んでいます。ノートは作らないようにしているので、その本の隙間に書き込む事で、「英語の理科の教科書をノート化していく」ようにしようと思いました。