図書館で借りた、櫻井よしこさんが書かれている本を読みました。新聞やテレビなどではあまり報道されない、世の中の知らない状況が分かります。「俗に言われている右寄りの情報」なのかもしれませんが、実際このような社会情勢があるということです。新聞やテレビや雑誌などは、いろいろな企業がスポンサーになっていたり、中国からの資金援助を受けていたりして、スポンサー(企業や国)が気に入らないことを報道しません。また日本には、「軍事=悪」という、戦後からの日本人の雰囲気が根底にあり、そこを上手に利用されて、防衛に関して踏み込んだ話し合いができない世論が作られています。この本は、第1章 メディアの中国汚染  第2章 「九条二項」の呪縛  第3章 「独裁中国」から逃げている  第4章 敵基地攻撃と学術会議  第5章 有事に動けない国  第6章 天安門事件の教訓 の内容でした。 

 本には、マスコミが積極的に報道しない内容や、今回新たに知った経緯(「そうだったの」というような理由)が多く書かれていて、驚く事がいくつかありました。中国軍がゴビ砂漠に、アメリカ軍基地や日本の自衛隊基地を実物大で再現し、そこにミサイル攻撃をする訓練をしていることを知って驚きでした。これは、中国も、アメリカの軍事偵察衛星から査察されることを承知の上でやっていることのようです。北朝鮮は、日本海や、日本を越えた太平洋側へ、長距離ミサイルを撃っているのですが、中国は、砂漠地域でこのような訓練をしているということでした。習さんの独裁がどんどん進められています。これまでのように68歳で定年交代になるのではなく、毛沢東と同じ年齢まで、これからも独裁が続くような政治体制ができつつあるようです。逆らった人、反体制の発言をした人は、逮捕されたりして粛正されるということです。中国、台湾、北朝鮮、韓国、日本周辺は、世界中で一番ミサイルの密度が高い地域だそうです。日本人は、「秘密の花園の中のウサギ」だと書かれていて、的確な表現だなと思いました。

 

 

 

♫ 蛇苺 ♫