五木寛之さんの文章は、話し言葉で書かれていて分かりやすいので、どんどん読み進めることができました。仏陀も、キリストも、話し言葉で弟子に伝えたことを、弟子が聞き取り、覚えて、書くことによってその思想が後世に伝えられているということです。話し言葉で伝えることの重要性を、五木さんは、いつも考えられているようです。五木さんの『はじめての親鸞』は、3回の講演を編集者が書き取って、それに加筆修正をしてまとめられた本のようです。大学の講義のように、ホワイトボードを使わないで、話し言葉だけで、五木さんが理解した親鸞についてお話をされていました。自分は、歴史で習った出来事ぐらいしか知らないので、今回は、法然、親鸞、蓮如のつながりが、少しだけ分かったような気がしました。他にも、思想家、作家が、法然、親鸞、蓮如について書いている物語本、解説本がいろいろあるので、これら3人の人生を知らなければいけないなと思いました。まずは、親鸞です。

 吉本隆明『最後の親鸞』

 吉本隆明『親鸞の言葉』

 吉本隆明『今に生きる親鸞』

 五木寛之『親鸞』全6冊

 五木寛之『私の親鸞』

 五木寛之『私訳歎異抄』 等など

 

♫ 万作 ♫