█エゴノキの実 2022年8月30日 難波パークス
エゴノキは特徴的な葉でないので、花や実ができないと、エゴノキだとわかりません。ネットで調べて、特徴を覚えることにしました。
「北海道南部から沖縄まで日本全国の雑木林に見られるエゴノキ科の落葉高木。若い実の果皮が石鹸の代用になるためセッケンノキとして古くから実用されていたが、花や樹姿の清涼な雰囲気が評価され、近年は雑木の庭に好んで用いられるようになった。日本以外でも中国や朝鮮半島、フィリピンなどの山野で見られる。新緑が美しい5~6月になると、枝先いっぱいに鈴のような花が咲く。独特の美しさがあり、「森のシャンデリア」と称される。原種は白花だが「ピンクチャイム」などのピンク花も人気があり、いわゆるシンボルツリーとして使われることもある。白花もピンク花も花弁は5枚だが、いずれもその基部で一つになっている。花の直径は2~3センチで10本ある雄しべは黄色から褐色に熟す。秋にできる薄緑色の果実は長さ2センチほどの卵型で、9~10月頃に熟し、中には種子が一粒含まれる。果実は食用にならず、噛むと「えごい(えぐい)」味がすることから「エゴノキ」と名付けられた。ヤマガラやキジバトといった野鳥はこれを採食する。果皮には喉を刺激するエゴサポニンという有毒物質が含まれ、誤食すると胃の粘膜がやられて喀血するおそれがある。かつて、痰切りの目的でエゴの実を製薬化したことがあったものの、胃への副作用があり製造は中止となった。また、現在は禁止されているが、実を川上で擂り潰して有毒物質を流し、麻痺した魚を川下で捕獲するという魚捕りの方法があった。実は染料として染物に使われる。」(植木ペディア)