アリジゴク 2022年5月22日 橿原昆虫館近く

 

 アリジゴクがありました。ウスバカゲロウの幼虫がいます。ネットで調べてみました。

「ウスバカゲロウとは、アミメカゲロウ目ウスバカゲロウ科に分類されるトンボに似た昆虫です。体長は35~45mmほどで、北海道から南西諸島の広い範囲に生息していて、アリジゴクはこの幼虫にあたります。幼虫の間の2~3年は、サラサラとした砂地にくぼみを作り、その底部分で暮らしています。大顎だけを砂から出して獲物となる虫が落ちてくるのを待ち続けているのです。アリなど獲物にできる小さい虫が落ちてくると、砂や小石を投げつけて底に引きずり込み、体液だけを吸い取ります。残った死骸は大顎を使ってくぼみの外に投げ捨てるそうです。成熟すると、腹部から糸を出して砂と絡めながら直径1cmほどの蛹室を作り、その中に籠ります。2週間ほどで羽化するとウスバカゲロウの姿となり、巣から飛び立っていくのです。ただ成虫となってからの寿命は2~3週間ほどで、交尾と産卵をして短い生涯を終えてしまいます。ウスバカゲロウでいるよりも、アリジゴクでいる時間のほうがかなり長いことが分かります。」(ホンシェルジュ)