チガヤ 2022年5月7日 ケヤキ通り

 

 附属幼稚園に自然担当の非常勤教諭として勤めているとき、幼稚園の近くに生えていたこのチガヤを、毎朝手に持って登園してくる子どもがいたことを思い出しました。「きつね先生、おはよう。きつねのしっぽだよ。」と、朝のお迎えの時、よく遊んだものでした。チガヤについて、ネットで調べてみました。

「柱頭が大きく、黒紫色でよく目立ちます。『万葉集』に‘ツバナ’という名であらわれます。若い花序には甘みがあるので、子供が遊びで食べます。根茎は生薬として利用されます。魔除けの力があるとされ、6月末日の夏越の祓えにチガヤで編んだ大きな輪をくぐる「茅の輪くぐり」という行事があります。」(EverGreen)

 

 茅の輪くぐりについても調べてみました。

「茅の輪くぐりとは、参道の鳥居などの結界内に、茅(ちがや)という草で編んだ直径数メートルの輪を作り、これをくぐることで心身を清めて災厄を祓い、無病息災を祈願するというものです。日本神話のスサノオノミコトに由来するといわれ、唱え詞を唱えながら8の字に3度くぐり抜けます。茅の輪くぐりは、毎年6月30日に各地の神社で執り行われる「夏越の祓(なごしのはらえ)」で行われる儀式であり、茅の輪くぐりが夏越の祓と同義で呼ばれるほど、日本に定着している風習です。」(Beyond)