■タカサゴユリ 2021年8月3日 こぎつね研究室近く
タカサゴユリが近所に家のお庭にさいています。近くの管理している公園にも、1本伸びて来ていたのですが、だれかが抜いてしまったのか、見られなくなりました。ネットで、タカサゴユリについて調べてみました。
「タカサゴユリは名前のとおり、台湾原産の帰化植物である(タカサゴ:琉球語のサカサングに由来する台湾の別称)。観賞用として大正時代に導入されたという。テッポウユリによく似た花を咲かせるので、除草されず、広がりつつある。荒地に生育し、花の外側が赤褐色を帯びている点などが特徴的である。テッポウユリとの自然雑種もあり、中間的な姿をしている個体もあって変異がある。タカサゴユリはよく種子を稔らせ、風によって種子を散布する。侵入した1年目は茎を形成せず、数枚の細長い葉を伸ばすだけである(下の写真)。頼りないようであるが、余分な部分がないので、葉で得た光合成産物をセッセと球根に溜め込んでいる。2年目(3年目か?)には花茎を出して開花する。次年度にはさらに大型となり、太い花茎を出して多数の花をつける。どんどん大きくなって繁茂するかと思えば、たくさんの花を咲かせた次の年には、ぱったりと見えなくなってしまう。ユリの仲間はビールスによって障害を受けやすく、長期間同じ場所に生育しにくいことが知られている。同じ場所に長居したために病原菌などが増加したのではないかと思っている。いわゆる嫌地現象、あるいは連作障害である。」