■カリンの花 2021年4月14日 長居植物園
カリンの花が咲いていました。ピンクのかわいい花です。小さな実も、見られます。秋には、黄色い大きな実に成長していきます。
「冬の庭を彩る実はもちろんのこと、春に咲くボケに似た花や紅葉が美しく、古くから庭木として使われる。原産地は中国。4月に咲く花はピンク色の五弁花で香りはない。10月頃に黄色に熟す実は直径10センチ程度にもなる大型で、遠目からはレモンが枝に突き刺さっているように見える。見た目はおいしそうだが、酸味、渋みともに強く、生では食べられない。砂糖漬け、のど飴の原料、カリン酒、製菓用に使うのが一般的。乾燥させた果実は、ボケの実とともに、生薬「木瓜」として、痰や咳止め、利尿、鎮痛等に使われる。できるだけ完熟させてから収穫すると香りが強くなる。樹齢を重ねるほどに独自の模様を作る幹にも趣があり、盆栽にも使われる。独特の枝振りから「実もの盆栽の王様」と称される。」(植木ペディア)