今、あちこちでよく見る花です。ハナゾノツクバネウツギです。時々、オオスカシバが、蜜を吸いにきているのを見かけます。今、石井博『花と昆虫のしたたかで素敵な関係』という本を読んでいます。植物の研究者が書いている、少し難しい本です。植物の花の形と、昆虫との関係を研究して分かってきていることを書いています。ハナゾノツクバネウツギには、オオスカシバをはじめ、チョウやハチなど、多くの昆虫がやってきます。

 

ハナゾノツクバネウツギ(20200810  堺市)

 

Wikipediaで調べてみました。

「●アベリア(Abelia)とはツクバネウツギ属のラテン名であるが、園芸的には、学名 A. × grandiflora が指す植物をこの名で呼ぶのが普通である。この植物は、中国原産の Abelia chinensis(タイワンツクバネウツギの母種)と Abelia uniflora の交雑といわれている。ハナツクバネウツギあるいはハナゾノツクバネウツギ(花園衝羽根空木)とも呼ぶ。約2メートルくらいの低木で、春~秋(6〜10月)のかなり長期に渡って、鐘形の小さい花を多数咲かせる。花の香りは非常に強い。花は白色、ふつうやや淡紅色を帯びる。花冠の内側に網状紋がない。萼は基部まで2〜5裂し、果実は結実しない。刈り込みによく耐え丈夫なので、公園などの生け垣によく使われる。日本列島の関東以西では真夏の酷暑の時期に花をつける在来植物が少ないため、この時期にはアベリアの花に多様なハチやチョウが吸蜜に集まる。」