今日読んでいる『雑草は踏まれても諦めない』の本の中で取り上げられている植物、ヒメムカシヨモギです。「ヒメムカシヨモギは、環境によって個体サイズを自由に変えることができる」と、書かれていました。痩せた土地では背の低い個体がまばらに生えて群落を形成し、肥沃な土地では高さ1mにもなる大きな個体を密生させてジャングルのような群落を形成するということです。この写真は、かなり大きな株です。

 

ヒメムカシヨモギ(20200801  中百舌鳥駅近く)

 

ヒメムカシヨモギについて、<生活110番>のホームページで調べてみました。

「●庭のあちらこちらに、白い花が咲く雑草が生えてきてしまうことがあります。その雑草は、ヒメムカシヨモギかもしれません。ヒメムカシヨモギをそのままにしておくと、しだいに繁殖しせっかくの庭を台無しにしてしまうかもしれません。ヒメムカシヨモギは、道端や空き地などいたるところに見られる雑草です。1年の間に成長し、花をつけ種をつくる1年生の雑草として知られています。秋になると、種から芽が出て放射状に平たい葉を並べます。葉や茎には、細かい毛がたくさん生えているため、ざらついた手触りをしているのです。春から夏にかけて茎が上に成長していき、1~2mほどまで大きくなります。茎の先には白い小さな花をつけるので、見た目にはかわいい雑草に見えるかもしれません。しかし、地表に落ちた種は、あっという間に芽を出して成長してしまうほどの繁殖力の強さをもっています。また、風や雨などの力を借りて遠くまで種を運ぶことができるため、いろんな場所で発生してしまうのです。1年であっという間に成長して枯れてしまうヒメムカシヨモギですが、次の年には数を増やしてあちらこちらで見かけるようになるでしょう。
●ヒメムカシヨモギと似ている雑草として、オオアレチノギクが挙げられます。見た目や生える場所もよく似ているため、なかなか見分けがつかない方も多いかもしれません。オオアレチノギクとの違いを知って、見分けてみましょう。
ヒメムカシヨモギとオオアレチノギクの違いのひとつとして挙げられるのは、葉の違いです。ヒメムカシヨモギの葉は、黄緑色でざらついた手触りをしています。反対にオオアレチノギクは、濃い緑色をしてなめらかな手触りをしています。葉を触ってみると簡単に見分けることができるでしょう。茎にも違いがあります。どちらも毛が生えていますがオオアレチノギクのほうが短く密集して生えているため、白く見えるようです。また、花びらはヒメムカシヨモギのほうがしっかりと確認できます。このように、葉・茎・花を確認すれば2つの植物を見分けることができるでしょう。」

 

➡すごい繁殖力で、どんどん数を増やしていくことが分かりました。

➡オオアレチノギクとよく似ています。葉の色、葉の手触り、花の違いで、見分けるということです。

 

やしの木