ミツバチのように、ツツジの花の蜜を吸っているお隣の家の新1年生が、「蜜はいったいどこにあるのですか」と、おたずねをしてくれました。よく知らなかったので、花を分解しながら、調べてみました。
「あとで、ブログに書いておくので、ブログ見てね」と、伝えました。
ちなみに、家の近くのヒラドツツジの蜜には毒はないのですが、レンゲツツジには毒があるので、絶対に蜜を吸ったり、舐めたりしてはいけないということです。
花を採ってきました。
ヒラドツツジです。
筒状花で先が5つに分かれいます。
おしべは、10本
めしべは、1本
一か所、花びらに模様が付いている部分があります
模様の付いているはなびらの中心に、1本のおしべがあります。
模様は、その1本のおしべの下の方へと続いています。
その1本のおしべを、はなびらは、だきこむように凹んでいます。
そのもようのある所にあるおしべ以外の、9本を切り取りました。
もようは、残した1本のおしべの下へと続いているのが分かります。
めしべも、切り取りました。
1本のおしべと、もようのあるはなびらの下の部分に、凹みがあります。
その凹みの部分を広げると、キラッと光る蜜が見られました。
さらに広げると、その凹みの中に蜜が入っていることが見えてきました。
ヒラドツツジの蜜は、もようのついたはなびらの下にありました。
ツツジのはなびらのもようは、虫たちに、下に蜜があるよという印でした。
めしべの下のふくらみの周りに蜜があるのではなくて、
もようのあるはなびらの一部分から、蜜が出ていることが分かりました。
おたずねしてくれてありがとう。