アオキの木に赤い実がたくさん実っています。ヒヨドリなどが、食べるようです。実の中を割って見たことがないので、次の観察では、赤い実の中がどのようになっているのか、調べてみようと思います。
「花期は3 - 5月。雌雄異株で、花は褐色を帯びた紫色で、枝先に穂のようにつける。花弁を4枚有し、子房下位、単性花。雄花は黄色の葯をもつ4本の雄蕊があり、雌花は緑色の子房がある。果実は液果で、大きさ2 cmほどの卵形楕円形で、種子を1個含み、秋頃から赤く熟す。ヒヨドリなどが好んで食べるため、たわわに実っているのは珍しい。シロハラ、アカネズミ、ヒメネズミなども、実を食べる。白や黄色の実がなる品種もある。」
ジャノヒゲは、宝石のようなきれいな青い実をつけます。園児達とよく園内で採集したことがありました。この青い実は、だれが食べるのでしょう。ネットで調べると、次のようなことを書いている人がいました。
「①濃灰青色の丸くつやがあって、果実状にみえるのが種子です。ハズミ玉といって、昔、女の子の遊びに用いられました。②果実は葉の根元で成熟すので、葉の下に隠れており、掻き分けないと見えない。このような隠れた場所につける実は、誰が運ぶのだろう。大きさからは、鳥やネズミなどの小動物ということになる。冬の森の中で一休みしていると、カサカサと音を立てながら餌をさがしているシロハラに出会うことがある。シロハラはツグミ科の鳥で、体長24cmほどにもなる。こちらが動かないと、気づかないかのごとく近くまで寄ってくる。こんな地表面で餌を探す鳥が実を運んでいるのではないかと思う。」
アオキ(20200301 槇尾山施福寺参道)
ジャノヒゲの青い実(20200301 槇尾山施福寺参道)