大泉緑地公園で、白いかわいいキノコがたくさん生えています。名前を調べると、もしかしたら、オオシロカラカサダケかなと思います。ネットで調べると、かなり猛毒のキノコだそうです。
「大阪市内では、平成17年9月及び平成20年9月に毒キノコである『オオシロカラカサタケ』を喫食したことによる食中毒が発生しました。『オオシロカラカサタケ』は、強い毒成分を含むキノコであり、食べると悪寒、頭痛、嘔吐や下痢、時に血便などはげしい胃腸系の中毒を起こします。『オオシロカラカサタケ』は夏~秋、公園の芝生や庭、校庭など、人工的な環境の草地に群生する大型のキノコで、傘の直径は開いたときには20cm近くなるものもあります。傘の表面には茶色の薄皮が付きますが、これがとれてしまって真っ白に見えることもしばしばあります。もともとは熱帯地方に分布するキノコで、都市の温暖化(ヒートアイランド現象)などの影響により近畿各地でも広がっています。成熟したものでは傘の下のひだが暗緑色を帯びるのが特徴です(ただし、未成熟なキノコのひだは真っ白)。公園などで全体に白っぽく、古くなったひだが緑がかったキノコを見たら『オオシロカラカサタケ』と思ってよいでしょう。『オオシロカラカサタケ』は食べると怖い毒キノコですが、食べなければ怖がる必要はありません。触っても全く害はありませんし、特に周辺の植物に害もありません。毒キノコは山の中だけでなく身近な場所にもあります。知識なしに食べるのは絶対に避けてください。
オオシロカラカサダケ(20190705 きつねさんぽ)