奈良県里程標は御高札場前(江戸時代のお触書掲示場所)に立てられたとネットに書かれていて、御高札場が、残されていることも知りました。時代劇に出てくるお触書が、奈良ではここに掲示されていたのでしょうか。これも、奈良県里程標と同じく、今まで、見過ごしていました。

 

 

そこに、奈良観光に向けての「お触れ書き」がありました。

これは江戸時代の物ではないですが、観光スポットを、方位と距離(歩)で示しています。方位に知らない漢字があり、調べてみました。方位に、こんな書き方もあるんだと知りました。

 

   道行目安書
興福寺   艮方(北東) 315歩
春日大社  卯方(東) 2750歩
東大寺   艮方(北東)1800歩
元興寺   巽方(南東) 730歩
氷室神社  艮方(北東)1380歩
采女神社  卯方(東)  106歩
新薬師寺  巽方(南東)3300歩
十三鐘   卯方(東)  553歩
国立博物館 卯方(東) 1014歩
漢国神社  乾方(北西) 615歩
浮御堂   卯方(東) 1483歩
率川神社  坤方(南西) 600歩
開化天皇陵 酉方(西)  783歩
手力雄神社 子方(北)   27歩
恵比寿神社 午方(南)  400歩

方位の書き方
坎(かん)    北(きた)      子
艮(ごん)    北東(ほくとう) 丑寅の間 
震(しん)    東(ひがし)     卯
巽(そん)    南東(なんとう) 辰巳の間
離(り)      南(みなみ)    午
坤(こん)    南西(なんせい) 未申の間 
兌(だ)      西(にし)      酉
乾(けん)  北西 (ほくせい) 戌亥の間

 

これまで、こぎつね達が取り組んだ、たくさんの奈良の自由研究をきつねTは見てきましたが、御高札場については、まだ、発表されていないものでした。だれか、取り組んでみたらどうでしょう。

 

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