三条通の猿沢池近くは、もう、ハナミズキが満開です。近くに奈良県里程標という、道標があります。何度も通る所ですが、初めて気が付きました。自称ウォーカーが恥ずかしいです。
8年前に復元されたものだそうです。
この里程標には次のように書かれていました。
郡山中央標 1里29丁
田原本中央標 5里6丁
丹波市中央標 3里
添上郡役所 3丁半
三重県管轄境 三本松標柱へ 11里1丁48間
大阪府管轄境 王寺標柱へ 6里4丁27間
和歌山県管轄境 五条標柱へ 10里14丁21間
京都府管轄境 般若寺標柱へ 1里1丁46間
里程標というものは、
街道などの始まりを表す起点になる表示です。ネットで調べると「道路元標とは、道路の路線の起点や終点や経過地を表示するための標識をいい、明治期に設置されたものについては、里程元標(りていげんぴょう)と呼ばれている。江戸時代、大坂における里程計算の起点は、高麗橋の東詰にあった。この地は京街道・中国街道・紀州街道など諸国への道程の起点となった。1876年(明治9年)道路の制度公布により、ひきつづき里程計算の起点となり、高麗橋の東南詰に元標がたてられた。現在は道路元標として梅田新道交差点西北角に移されている。」とあります。大阪では高麗橋の横にあるものです。
ハナミズキ
奈良の里程元標は、2010年に地域住民らが、まちの観光のシンボルにしようと、明治時代に県の諸街道の起点として設置されていた「県里程元標」を、奈良市橋本町の三条通り御高札場前に復元したものです。
「県では明治21年7月に橋本町に置かれ、大阪や三重、京都への距離などが記されていた。しかし、時の流れの中で元標は石の台座を残すのみとなり、これを地元の橋本町と三条通り橋本商親会が復元させようと、奈良市の市民企画事業の採択を受けて、御高札場前(江戸時代のお触書掲示場所)に、ヒノキ材で高さ3m、30cm角の里程元標を復元した。」(奈良新聞)20100601
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