いろいろな大学に教えに行っているのですが、学生からのアンケートの結果を、大学側が親切に、教師に返してくれます。学校現場の様子がよく分かり、学べたと書いてくれている学生も多くいるのですが、「全く意味が分からない」とか、1〜5段階で、5の「全く当てはまらない」の、最悪な評価にして返してくれる学生もいます。
授業改善のアンケートは、先生のやる気をなくさせて、授業の質を下げる良くない活動だと、早く経営側が気づくことが大切だと思います。私は、もう一年で大学教育から離れるのであと一年は我慢はしますが、大学で懸命に学生のために授業をしていかれる先生方の心労は、とても大きいと思います。
40年間学校現場で授業をしてきて、子ども達の事、現場の様子、学習の進め方を伝えているのに、心無い学生、やる気のない教師になる学生に、「まったく当てはまらない」と、言われるのは、気分の良いものではありません。
評価の仕方を、本人責任の部分をもっと打ち出していくべきだと思います。
4、あまり当てはまらない → 4、あまり自分の力に出来なかった。
5、まったく当てはまらない → 5、全く自分の学びに出来なかった。
とすべきものです。
また、学生の出席率(授業への参加度)と、評価との関連を書く欄を作るべきだと思います。
授業の最初から、「何回以上休んだらテストが受けられませんか」と、聞く学生相手に、15回の計画的な講義の価値が分かる訳がありません。特に、いわゆるアクティブラーニング形式の授業の場合、連続した取り組みがあって、学生主体で授業を進めるので、休みがちな学生には居ずらい時間となるのでしょう。
自分の不甲斐なさを、教師に発信する方法は、他にもあるのではないかと思います。経営側は、もっと真剣に考えるべきだと思います。
可愛いこぎつね達と、虫取りや紙飛行機を飛ばしている時間が、癒されます。
こぎつね幼稚園の保育室裏に咲いているスイセン
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