堅下駅から高尾山山腹の「かしわら水仙郷」を見に行くとき、急峻な断層崖を登ることになります。暗峠を大阪から奈良へ越えるときも、とても急な坂道を登ります。その坂には、次のような地殻変動の秘密があるようです。

生駒(いこま)断層帯は、生駒山地とその西の大阪平野との境界付近に位置する活断層帯です。生駒断層帯は、大阪府の枚方(ひらかた)市から羽曳野(はびきの)市までほぼ南北に延びる全長約38kmの断層帯で、生駒山地とその西方の大阪平野との境界付近に位置します。生駒断層帯は東側隆起の逆断層であり、平均して3千年-6千年程度の間隔で活動した可能性があります。本断層帯の最新の活動は、西暦400年頃から西暦1000年頃の間であったと推定され、このときのずれの量は、上下成分で2-3m程度であった可能性があります。生駒断層帯では、断層帯全体が一つの区間として活動し、マグニチュード7.0-7.5程度の地震が発生すると推定されます。その際、断層の近傍の地表面には段差等が生じ東側が西側に対して相対的に2-4m程度高まると推定されます。」(政府地震調査研究推進本部)と、説明されています。

 

 坂道を上がりかけた崖で、次のような石を見ました。断層活動と関係する所なのでしょうか。ここから少し上は、普通の花崗岩なのですが、平野と山の境にあたるこの崖は、ぎゅっと押されたような石ですね。断層活動で、実際に動いた所なのでしょうか。

 東南海沖地震も30年以内に70~80%の確率で起こるとか、新たな火山噴火も起こっていたりして、地震対策、津波対策の心積もりを、常にしておかないといけないですね。

 

ぬでひこ神社の近く

 

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