たなばた

 

今日は、星まつりの日です。

こぎつね達は、降るような星空のした、キララ山の山頂に集まりました。

夜空には、天の川の流れが白くくっきりと見えています。

 

「七夕の日は、おりひめ(こと座のベガ)と、けんぎゅう(わし座のアルタイル)が、天の川にかけられた、はくちょうの橋を渡ることができる日です。」

「実は、天の川の白いところは、小さな星の集まりです。大きな銀河を横から見ているのですよ。」

と、きつね先生がお話をしました。

こぎつね達は、夜空に輝く星を静かに見つめました。

 

くらい草原では、リーンと、虫の鳴く声がしました。

ベガとアルタイルは、静かにキラキラとまたたいていました。

そのとき、流れ星が、スッと、天の川を横切りました。

 

こぎつね達は、お母さんに手を引かれ、星の話をしながら家路につきました。


おしまい (観察会はしていません。「こぎつね物語」でした。)

 

 

(⌒▽⌒)