こぎつね小学校に実習生
全部の学級に、実習生が入って学習を進めています。
専科の理科学習では、黒板を書いたり、
実験のお手伝いをしたりしながら
理科学習のリズムを学んでいきます。
「授業のデザイン」 (理科便り「こぎつねノート」より)
教育実習生が来ているので、ここでは授業の進め方について述べてみたいと思います。
まず、我が校では、「授業」と言わないで「学習」といいます。それは、文字が示すように「がくぎょうをさずける」ではなくて、「まなびをならう」ということなのです。
いい学習には、教師のデザイン力、構成力、論理力、追究力が必要です。そして、子どもを信じて、認めて、誉める人間性が大切です。
「学習」は、子どもの独自学習の発信から始めます。知識と疑問が混沌とした状況が生まれることがスタートです。豊かな混沌が、子どもの学びを本気にさせ、多様な追究の芽がその中で育ちます。
教師の学習に対するデザイン力がここで発揮されます。混沌を如何に構造化し、学びのストーリー性や、追究の方向性として子ども達に感じさせるのかが、教師の力です。エネルギーの変換力です。
子どもは熱しやすく、飽きやすいものです。大きな混沌をビックバンとして、広がるエネルギーに変換すると、それぞれに輝く星となり、学びの銀河団が構成されます。
さて、教育実習生は、ぐっと圧縮されたビックバンと、輝く「学びの銀河への広がり」が、授業の中にデザインできたでしょうか。
o(^▽^)o