きつねTの読書さんぽ
ここ数年で、村上春樹の本をほぼ読みました。文章に惚れ込んで、「村上春樹のような文章を書きたい」というのが、読み続けた目的です。五木寛之も好きなのですが、村上春樹の文章は、どのページを広げても、どんな内容を書いていても、村上春樹のリズムがあるのです。生活の中にすーっと入ってくる文章です。
それはどこから生まれているのか気になっていました。彼のエッセイを読むと、仕事の仕方、生活スタイルが素晴らしいのです。アメリカ、ヨーロッパと、転々と海外生活をつなぎ、日々の雑事に流されないような自分の生活スタイルを保ち続けていました。また、一日の生活は、夜は9時過ぎに寝て、朝3時に起きて正午頃まで一気に仕事をするというリズムを持っています。さらに、日々、長距離を走っていました。
きつねTも、村上春樹を読み始めて、走るのは難しいけれど、歩くことを始めました。10㎞、20㎞を歩くと、体の調子がとてもよくなり、エネルギーが溜まるようです。最近、数ヶ月、忙しさに負けて、歩けていませんので、この文章を書いた契機に、また、週に一、二度、長距離を歩き始めようと思います。
生活のリズムが、学びのリズムを創るからです。
ナスの花と実