去年末から今年のはじめに掛けての3ヶ月間。
SOLにBUMP OF CHICKENが
講師として復帰していましたね。
そんときに、メルマガ…っていうか
BUMPからのメッセージですよねあれ。
それもも3か月間届いてて。
藤原さんの文章が詩的なのは
解るんですよ、だってあの人詩人ですもの。
それで食ってけちゃってる人ですもの。
でももう一人。
増川弘明さんの文章が、
詩人な香りがふわふわと漂ってる。
言葉の選び方とか
一文一文の長さとか。
(ちなみに直井さんは
小学生の日記(ハイグレード)風味、
升さんは大人の日記風味(笑))
他にも昔メンバーがやってた交換日記の
増川さんの文章もやっぱりどこか詩的。
詩、じゃないの。でも詩人な香り。
理屈で説明できない、雰囲気的なもの。
そんな詩人の香りは
アルバム『jupiter』収録の
「キャッチボール」にも生きてる気がします。。
どこまで作詞に携わっているのかが
いまいち解らないんですけど、
(音楽は絶対藤原さんのものとは
全く違う雰囲気だと思う)
でも、絶対二人の共作だからこその作品。
この中に登場する
「君」と「僕」をカップルと取る方も
多くいらっしゃるみたいなんですが
私は男友達だと解釈しました。
私個人の解釈なので、
別にほかにどう取っても構わないと思います。
が、今はそういう解釈をした事を
前提に置いて読んでいただければ。
詩は前半で、はっきりとした
周りの状況をイメージさせる描写。
公園の様子が脳内で鮮明に思い描けます。
でもさ、人間の脳って
一回見た光景を基に想像するもんですよね。
だからきっとあなたが想像した公園って
多分、あなたがよく遊んだ公園です。
多分ね…(笑)
だからかな、すごく
“知ってる”感覚を覚えるんです。
その公園で、
「君」と「僕」はキャッチボールを始めます。
いきなり「君」が投げてきたボールを
慌てて「僕」は取りに走る。
「とれるわけないだろう!」
呆れながらも 慌てて追う
「とれなくてもいい」と
君は 微笑んでた
最初はあくまで、
キャッチボールそのものの話なんです。
カーブ投げたり、それを必死でとったり。
私も聴き始めの時は
“ただ”のキャッチボールの歌だと思っていました。
この曲の(特に歌詞の)魅力が発揮されるのは、
2、3回聴いた後です。
いや、
アルバムを買って、興奮のまま全曲聴いて、
それを手持ちのMDなりデジタルオーディオなりに移して
さぁ聞きこむぞ!と意気込んだ
1週間後くらいだね、たぶん。
2回繰り返されるフレーズ。
カーブのような愚痴
消える魔球のような優しさ
これの意味が本当に分かったとき、
「キャッチボール」が
どれだけすごい曲か解ると思います。
会話が、キャッチボールで
例えられてるんですよね。
例えるっていうか、
シンクロしてるっていうのかな。
今、キャッチボールしている状況と、
今まで「君」と「僕」が交わしてきた会話のことが
ひとつの表現でどっちにもとれる。
「とれなくてもいい」と微笑んでほしくない
この部分が
愚痴とかちょっと解りにくい優しさとかでも
全部受け取るよ、つかみきりたいよっていう
「僕」の叫びみたいで、
それがなんか私自身の想いにも被って。
泣けてくる。
カーブのかかったボールを必死にとるみたいに
愚痴だって弱音だって
頑張って受け止めたいよ、だって友達だもん。
うまくなって距離を置く
心は近づいてく
君の声は遠くなり
君のコエは近くなる
この「声」「コエ」の使い分けの部分
気づいた時身体が本当に震えました。
表現がすごいなってのが半分、
もう半分は
友達ってそういうもんだったよね!
っていう気づきの身震い。
最後に繰り返されるこのフレーズは
カーブのような愚痴
消える魔球のような優しさ
一回目と色味を変えて聞こえます。
その色味は何回聴いても褪せません。
メロディは高い音と低い音が
すごい効果的に絡み合って
イメージする光景が田舎の夕焼け。
ノスタルジーな雰囲気と
明るさと暗さの入り混じった夕方の雰囲気。
(描写でも夕焼けだし)
ドラムの音が私は好き。
単純なリズムかもしれないけど、
それがこの曲の雰囲気にあってて。
メロディの雰囲気も
友達同士っぽいって思うんですがどうでしょう。
もう、この曲のすべてが好きです。
増川さんが作ってるからとか
そんな単純な理由じゃないです。
何回聞いても何回聞いても
私にじわじわ染みてくる曲です。
一度でいいから生でこれを
今のメンバーの技術で聴いてみたいです。
叶わない夢かなぁ~……。
アンコールでやるような曲でもないしなぁ。
ちなみに友情曲に思えるのはこれと
「真っ赤な空を見ただろうか」です。
っていうか基本的にBUMPの曲は
隣にいる「人」を大切に思う気持ちが
込められているような曲が多いと思いません?
それが恋人だろうが友達だろうが家族だろうが
あるいはその人が「自分」だろうが
取り方自体はいろいろだと思いますけどね。
まとまりない文章ですが
「キャッチボール」を
あんまり真剣に聞いてない人がもしもいるならば
1度向き合ってみて欲しいなぁって
なんとなく思って書きました。
あんまり感想書くの得意じゃありません。
むしろド下手。えっへん。
BGMはもちろん
「キャッチボール」で書きました。
◎葉力◎