まる栄

昔の刑事物のドラマで犯人が食べて、刑事さん私がやりましたと自白するほど心に沁みる食事、それがカツ丼だ。ある日急に私はカツ丼はトンカツの卵とじ丼である。ではカツ丼はカツが多い方がいいのかそれとも卵が多い方がいいのか？という疑問を持った。この究極の問いに答えるべく、２軒のカツ丼店に行くことに。

最初にトンカツが多すぎるカツ丼店、まる栄に。大阪メトロ恵美須町駅近くにある。

頼んだのはもちろんカツ丼2段。１１００円。

水はセルフ。

しばらくして運ばれてきたカツ丼。美味しそうなビジュアル。

巨大なトンカツ２枚が卵に覆われている。壮観だなあ。

ローアングルショット。やっぱりすごい。

美味い！もちろんトンカツも美味しいのだが、蕎麦店なので出汁の返しの味が素晴らしく、トンカツの卵とじを楽しめた。

２段のトンカツは十字に置かれている。こんなところで十字軍と出会うとは。常に心を引き締めていないとダメだな。

しかしいくら大量の卵に覆われていても1段食べ終わったら、2段目はあまり卵が無い状態になってしまう。つゆだくで返しを含むたれがひたひたに入っているので味はいいが。これは卵とじカツ丼とは別物？ちょっと疑問が残った。

この店は丼つゆが美味しいからいいようなものの、普通の店ではカツ丼は単にカツが多いだけではいいわけではないことが判った。トンカツ2枚ごと一気に掻き込むパワーがあれば別だが。

美味しかった。ごちそうさま。