私は接客業なので、週末以外はニンニクは食べない。週末になると時々餃子が食べたい戸井気持ちになる。私の好きな餃子はどちらかというと皮の薄いタイプすなわち珉珉の餃子だ。珉珉の餃子を食べるために珉珉南千日前本店へ。ニンニク餃子発祥の地だ。
 
ミーツによると大阪発祥の餃子チェーン珉珉の創業は昭和28年(1953年)。創業者は画家の古田安夫氏だ。東京で満州から引き揚げてきた夫婦(妻は中国人女性)が開いた餃子店からコックを一人借りて、この地に珉珉一号店を開いた。だからこの店が珉珉発祥の店。餃子に当時高価だったニラの代わりにニンニクを入れたのは古田氏の発案らしい。中国では餃子にニンニクを入れない。これが当たり店は大繁盛。日本の餃子の歴史まで変えることになった。
 
しかもたまたま餃子サービスデーで1人前100円引きだ。何というラッキー。
 
珉珉が日本で初めて焼き餃子を作りましたとメニューに書いてあった。しかしこれは厳密には正しくない。正確に言うと珉珉が日本で初めてニンニク入りの餃子を作りましたと言う事だと思う。王将はこの事実すら認めていないが。
 
カトラリーはシンプル。通は1階のカウンターに陣取るらしい。私はおひとりさまの時間差攻撃なので、いつもカウンターだ。
 
先ず頼んだのは餃子2人前。この日はサービスでーだったので、割引されて2人前520円。
 
本店で餃子を焼くのは10年以上の焼きの経験者らしい。パーフェクトな焼き加減。
 
外はパリパリで中はジューシー。薄皮でより餃子の具の美味しさを堪能できた。
 
そして〆に頼んだのは裏メニュー黒チャーハン。670円。醤油味を効かせた比較的あっさりしたチャーハンで好感が持てる。
 
運ばれてきた黒チャーハン。珉珉の餃子以外のメニューは普通のレベルだが、この黒チャーハンは美味い。スープ付。
 
それなりのボリュームがあり、美味しそうだ。
 
美味い! 醤油味であっさりしていて、米はパラパラ。
 
玉子スープは生姜味が効いていてなかなかいい。
 
本店は普通の珉珉と比べてやはりワンランク上のような気がする。値段は同じなのでこの店で食べた方がいい。場所もビックカメラの南側の路地という大変便利な所にある。ここで餃子を食べて、日本の餃子の歴史に思いを馳せよう。
 
 
美味しかった。ごちそうさま。
 
 

夜総合点★★★☆☆ 3.8