北新地の鮨の雄、寿し おおはた。この日は台風上陸直後で魚がやや心配だったが、何とか魚の確保が出来ていたようだ。

 

私は年中緑茶一本。鮨には緑茶が合う。銀座寿司幸の4代目杉山氏も最近は鮨と緑茶が合うと言っている。

 

石垣貝ともずく。

 

長崎産の蒸しアワビと和泉産の新イカの下足。

 

分厚く切られた蒸しアワビはミネラル感たっぷり。海を食べている感じ。まさに夏のごちそう。

 

アメーラトマトのしずく。甘さとグルタミン酸の旨味がいい。

 

和歌山産のメイチ鯛。瞬間昆布締めされている。

 

三陸産のカツオの腹身。腹身は希少部位。脂が乗って美味い。

 

島根産アジ。

 

山口産アマダイ。

 

新子。3枚漬け。

 

和泉産新イカ。この季節ならではの味。

 

さてマグロである。この時期はマグロが全く獲れず、マグロ危機ともいえるこの不漁期に用意された塩釜産190kg16日熟成とボストン産220kg7日熟成。まさに奇跡的幸運。

 

先ず塩釜産から。赤身は伝統的な柵漬けで旨味をアップ。

 

中トロ。結構脂が乗っていた。

 

トロ。脳天が痺れる美味しさ。

 

大トロ(蛇腹)。夏に国産マグロの大トロを食べれる幸せ。

 

大トロ(カマトロ)。間違いなくこの日のナンバーワンのマグロ。あ
まりの美味しさにうっとりとなる。

 

名残のボストン。赤身。

 

中トロ。グラデュエーションが素晴らしい。

 

トロ。名残でもかなり脂が乗っていた。

 

小肌。新子を食べて小肌を食べるとその身の豊かさに気付く。

 

淡路のハモ梅肉。まさに旬。骨切した後昆布締めしていた。旨味がたっぷり。

 

北海道のボタンエビの昆布締め。

 

ノドグロの炙り。錦織ならずともみんな大好き。

 

北海道のイワシ。脂が乗っておりEPAたっぷり。しかも美味い。

 

春子。柚子の香りがいい。エビの朧を忍ばせてある。

 

クルマエビ。夏のクルマエビはガリ酢であっさりとした味付け。

 

共に北海道産。噴火湾の蝦夷バフンウニ(右)と根室のムラサキウニ(左)。濃厚な美味しさにうっとり。一流の鮨店はウニの量が多い。

 

アナゴ塩。豊洲のよりぬき。

 

アナゴたれ。もちろん豊洲のよりぬき。

 
四万十川の養殖うなぎ。脂の乗りが良かった。

 

さてトロ鉄火である。今回のトロ鉄火は塩釜とボストンのハイブリッド。信じられない量のトロ芯が巻かれる。

 

もちろん面積問題は完全クリア。

 

大ちゃんの作った赤だし。

 

卵。

 

デザートのメロン。

 

お茶で終了。

 
地球温暖化の影響でマグロの北上も遅れるのか? 今年は11月から月2回にすることに。もちろんそれまでにいいマグロがあれば(そして席があれば)ここに来るつもりだが。
 
 
美味しかった。ごちそうさま。
 

 

寿し おおはた寿司 / 北新地駅大江橋駅渡辺橋駅
夜総合点★★★★ 4.7