7月の一碗水。連休中で時間的に余裕があり、プールで2時間運動した後、近くのカラオケの禁煙ルームでさらに2時間ミスチルとラルクとグレイの曲を歌いまくってから行った。
孤高の天才料理人南氏。今日はどんな料理なのか楽しみ。この日ももちろん予約で満席だった。
アイス中国茶。夏はこれに限る。
この日のメニュー。
先付。バケットの上にトマト、ニガウリ、玉子と、細かく刻んだハムユイを載せたもの。ハムユイの風味が独特。手で持って食べた。ピリ辛でうーろんアイス中国茶が進んだ。
前菜その1.米とお茶でスモークし鶏腿肉。皮がカリカリで身はジューシーだった。エスサワダのクリスピーチキン的な食感。
前菜その2.中華の定番空芯菜の炒め物(パンシット カンコン)。
ニンニクと腐乳でパンチの効いた味になっていた。
エビの酸辣湯スープ。エビ、牛肉、干しタケノコ、昆布が入っている。久しぶりの酸辣湯。味はマイルドだった。
メインその1.神戸ポークを皮つきで2日間塩漬けしてから焼いたものを冬瓜と共にスープ仕立てにしたもの。手が込んでいて皮がベーコンのような役割を果たしていた。滋味深い味。
メインその2.長崎産太刀魚の醤油煮込み。添えられているのはズッキーニ。太刀魚は肉厚でドラゴンと呼ばれている物かも。
〆。これがこの日のハイライト。蓮の葉で蒸し焼きにした貝御飯。アワビ、サザエ、白貝、干し貝柱が入っており、鮑の肝ソースまで付けてくれていた。貝出汁が米粒一粒一粒に浸みわたり、美味しさの極み。たまりません。もちろんおかわりした。
デザート。白いんげん豆の餡でフレッシュなものを包んだもの。ビジュアルが美しい。味も最高。
古典に忠実でありながら、食べる私にとっては創作中華の様にも感じられる南ワールド炸裂の料理のラインアップ。円熟味を増してさらに美味しくなった南氏の料理を味わうなら、まさに今だと思う。
美味しかった。ごちそうさま。















