青空blue

本町と淀屋橋のちょうど中間位、ガスビルの南の道を西に行ったはずれにあるミシェランビブグルマンうどん店、青空blue。

店内は店主と３人の若者でオペ。店主は青空blue色のTシャツを着ている。おひとりさまなのでカウンターに案内される。とりあえずウーロン茶を頼む。うどんチップスとともに。まるで蕎麦屋のようだ。それもそのはず店主はあの土山人出身なのだ。

さて何にしようか？というか何故白い炭水化物であるうどんを全否定する私がうどん店に来たか？というと、この店は、何と茶色い炭水化物である粗挽きうどんを提供する店なのだ。天ぷら盛り合わせと自家製粉粗挽きざるうどん大盛りを頼む。

先ず運ばれてきた蕎麦出汁じゃなくてうどん出汁。本当に蕎麦店と間違えそうだ。出汁はカツオが効いていて美味しい。量もそれなりにある。

運ばれてきた天ぷら盛り合わせ。エビが２匹、パプリカ、オクラ、スナップ豌豆、ナス、サツマイモと完全に土山人と同じ。天つゆも付いており、外はサクサク、中はジューシーで美味しい。

そしてこの日のハイライト、自家製粉粗挽きざるうどん大盛り。美しいビジュアル。小麦の殻が入っており、うどんなのに間違いなく茶色い炭水化物。

美味い！粗挽きなのに麺にまとまりがあり、麺上げショットもラクラク。うどんなので粗挽きなのに腰があり、カツオの効いた出汁によく絡み、えも言えぬ美味しさ。喉越しも素晴らしい。

素晴らしい！蕎麦の技法をうどんに取り入れ、茶色い炭水化物のうどんを提供する店は日本中探してもここだけ。唯一無二。まさにうどんの革命的変化だ。土山人出身の店主だからこそできる、健康にいい粗挽きそばと喉越しのいいうどんのいいとこどり。

美味しかった。ごちそうさま。