11月20日 しわ36について、考えた | 猫昌漫画 新しい世界を求めて

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この度 掲載日を決めました

1日と15日
内容も 決めます

1日は 人と景色など 苦手な部分
15日は 猫、童話など

描けなければ 過去絵を掲載

よろしくお願いします


お暇な子銀 毎日お絵描き

私の顔の眉毛の間に、深い「しわ」がある。

大嫌いな、「しわ」だ。

怒っていないのに、息子たちや、見知らぬ他人からも

「怖い人だ」と、思われているらしい。

整形するだけの お金はないし…。


この「しわ」は、死んだ父もあった、「しわ」だ。

私は、その父の「しわ」が大嫌いだった。

いつも、怒ってばかりいる父の象徴でもあった「しわ」。

いつでも、父は、人の細かい欠点を見つけて、カリカリしているように見えた。

眉間の「しわ」がいつもあったからだ。


人の心を読むのは難しい。

思い返せば、父は、いつも起こってばかりではなかったのかも知れない。

嫌って避けてばかりいた、若い自分。

父の眉間の「しわ」には、悲しみも含まれていたのかもしれない。



因果応報

今、同じ悲しみを、私は体験している。

「私は、怒っていません」


その言葉は、そのまま天国にいる父の言葉だ。


「おい、おい、娘や、おれは、怒っていないぞ」


聞こえてくるようだ。

私は、いこじだから、「ごめん」と、いえない。

でも、天国に行って、父に再会したら

ビールでも、飲み交わそうか。


「お父さん、おとうさん、しわ36.なんてさ」


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