令和4年度国家総合職1次試験おつかれさま! | 彼の西山に登り

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今日4/24(日)は、2022(令和4)年度の国家総合職1次試験日でした。

受験した皆さんはお疲れさまでした。

 

色々気になる問題はあるでしょうが、どうせ正答は明日公表されます。

正答が分かってから、自己採点できるように、何番をマークしたか正確に記録しておきましょう。

意外とこの点があいまいな方がいます。

 

そして、これからは午前中は基礎能力試験・教養試験の勉強、午後は専門試験、論文の勉強に戻しましょう。

今後の試験のほとんどは教養が先です。

 

明日、正答が発表されたら、それに照らして自己採点をして、おおむね1次試験合否の可能性を判断しましょう。

取り敢えず、昨年度のボーダーを受験雑誌等で知ることができますから、それを目安にすればいいでしょう。

 

その上で、国家総合職が第一志望の方は、併願する試験の対策と並行しながら、2次試験対策に入りましょう。

 

ただ、多くの方は、関東圏であれば次の日曜日、5/1の都庁Ⅰ類B・特別区Ⅰ類の1次試験を受験するでしょうし、それ以外の方も、さらに翌週の土曜日、5/7に裁判所職員の1次試験を受験される方もいるでしょう。

そちらの志望度が高い場合は、1次試験まではそちらを優先した方がいいでしょう。

その場合、今日の国家総合職の問題では、基礎能力試験では、時事問題に何がでたかが、確認のしどころと思います。

数的処理は難易度が違いますし、一般知識は範囲が広すぎて、「どこが出る」といった出題予想の参考にはしにくいでしょう。

時事問題も、やはり他の試験とは細かさ、難易度が異なりますから、出題分野について知識を確認するくらいでいいと思います。

 

専門試験も基本的には同じで、問題の難易度が異なりますから、国家総合職の問題を解けるように確認するというよりは、出題された分野で、今後の試験と重なる科目について、自分はどこが手薄だったかを確認するのに利用する方がいいでしょう。

国家総合職の問題と難易度が近いのは、何といっても国家一般職であり、次いで国家専門職でしょうから、これらの1次試験が近づいたら、少し緻密に問題をやり直してもいいと思います。

 

出題分野に手薄な点があった場合に、補充しておくご利益が高いのは、専門科目では法律分野と思います。

法改正や新判例が言い渡されるタイミングのためか、他の分野に比べ、同年の試験の出題分野に被る部分が多めな印象があります。

 

いずれにせよ、せっかく大事な時期に1日使って受験したのですから、今後の試験に活用していきましょう。