辻邦生山荘見学会2024②おわる | 軽井沢高原文庫

辻邦生山荘見学会2024②おわる

 きょう、軽井沢高原文庫主催の辻邦生山荘見学会2024②が現地(旧軽井沢)にて開かれました。参加者15名(1名は都合によりキャンセル)。

 辻邦生山荘は1976年建築。磯崎新氏設計。

 高校生時代から辻邦生氏の本をずっと愛読してきたという大阪市から参加された年配の男性は、実際の執筆活動の場となった辻さんの書斎に立って、感無量ですと話されていました。

 今回、建築関係の仕事に携わっている、あるいは建築を志している学生さんが計6人くらい、参加されていました。そのうちの一人は、いま、磯崎新さんをテーマとする大学の卒業論文を執筆中とのことで、いくつか具体的な質問も受けました。

 現在、軽井沢高原文庫で生誕110年展を開いている立原道造については、皆さん、立原が東京帝国大学工学部建築学科の卒業生であることはご存知かと思いますが、磯崎さんも同じ大学の同じ学科の後輩にあたります。それだけでなく、磯崎さんの恩師丹下健三氏が立原の一学年下で立原と深い交流があり、同じく恩師生田勉氏が立原の一高時代の同級生で立原の大親友という、そうした奇しき縁があったこともご存知でしたでしょうか。

 写真を撮り忘れましたので、ここに掲げるのは昨年の今頃(9/30)に撮影したものです。この催しは10月5日もございます。 (大藤 記)