「軽井沢高原文庫通信」第103号を発行しました。 | 軽井沢高原文庫

「軽井沢高原文庫通信」第103号を発行しました。

 このたび、軽井沢高原文庫の定期刊行物の一つ、「軽井沢高原文庫通信」第103 号を発行しました。2024 年6 月20 日発行。A4判8頁。200円。

 1~4頁までの4人の方の文章は、掲載順に次の通りです。ロシア文学者で名古屋外国語大学学長の亀山郁夫氏の「軽井沢に憧れて」、作家の中丸美繪氏の「シジュウカラの住処」、軽井沢町植物園園長の新井勝利氏の「軽井沢の植物と町植物園」、高志の国文学館学芸員の綿引香織氏の「富山での堀辰雄展の開催」。

 亀山氏のエッセイは、高2の夏、立原道造の詩「はじめてのものに」を読んで、夭折した立原への思いと「エリーザベトの物語」への憧れから、その後、受験勉強の最中にドイツのある田舎町を舞台にした恋愛小説まで書き上げてしまったという、誠に面白いエピソードが披露されています。ほかの3人の方の文章も実に興味深い内容です。よろしかったらご覧ください。

 なお、そのほかの記事は、軽井沢再発見シリーズの高濱虚子「追分のあたり」、同「初蝶」、軽井沢高原文庫2024展覧会・イベントのご案内、芹沢光治良書簡43通を受贈、生田勉宛立原道造書簡77通・生田勉宛諸家書簡178通を寄託など。

 友の会会員の方々等にはすでにお送りして、もう届いた頃と思いますので、本日、これを記しています。

 ご希望の方はよろしかったら、ご来館の折にどうぞお求めください。なお、通信販売も承っております。送料84円。 (大藤 記)