睡鳩荘で「薔薇の画家 ルドゥーテ展」開催(6/15~7/7)。「赤毛のアンと軽井沢」展終了。 | 軽井沢高原文庫

睡鳩荘で「薔薇の画家 ルドゥーテ展」開催(6/15~7/7)。「赤毛のアンと軽井沢」展終了。

 今日は穏やかな一日でした。午前中、文教大学1年生の約160名が来館されました。4回に分けて、ご案内させていただきました。

 ところで、さきほど、軽井沢高原文庫を午後5時に閉めた後、徒歩5分ほどの所にある軽井沢タリアセン内のイングリッシュローズ・ガーデンを歩いてきました。バラがちらほら咲き出していました。あたりはもう芳香が漂っていました。1枚載せます。軽井沢のバラの見頃は6月中旬~下旬でしょうか。

 なお、今年は軽井沢タリアセンでは、バラの開花時期に旧朝吹山荘「睡鳩荘」で10年余り行ってきた「假屋崎省吾の世界 in 軽井沢」をお休みします。代わりに、「薔薇の画家 ルドゥーテ展」を開催します(6/15~7/7。300円。軽井沢タリアセン入園料別)。

 「花の画家」、「バラの画家」と呼ばれているフランス宮廷画家ルドゥーテ(1759-1840)の代表作『バラ図譜』から約30点を紹介します。

 10日ほど前、パリのパンクック書店から1824年から1826年にかけて刊行された小型の『バラ図譜』オクタヴォ版(全3巻、160図)の第1巻に収められた約30点を展示できるように額に入れて、いつでも飾れるように用意しました。銅版画による多色印刷に手彩色の修正が施された美しいものです。ここに1枚載せます。

   今回、気づいたのですが、第1巻は今からちょうど200年前に刊行された書物でした。この資料は40年近く前、東京のある出版社の知り合いの社長さんから譲っていただいたものです。

 当時は、イングリッシュローズ・ガーデンもなく、旧朝吹山荘「睡鳩荘」も移築保存されていませんでしたから、こうして長い時を経て、時と所を得て、展示会が開けるというのは不思議な気がいたします。

 

 

 なお、申し遅れましたが、睡鳩荘で4月27日から開かれていた「赤毛のアンと軽井沢」展が6月2日に無事に終了しました。盛況でした。

 村岡花子の孫の村岡恵理さんや、プリンスエドワード島州政府観光局の方、軽井沢ヴィネット編集長の広川美愛さんらがご尽力くださったおかげで、また資料面では東洋英和女学院などの全面的なご協力をいただき、すばらしい展示会となり、またイベントも大好評でした。私は少しお手伝いをしたにすぎませんが、最終日2日夜と翌日の撤去作業を再びお手伝いしました。

 見学に訪れて下さった方々に、心よりお礼申し上げます。 (大藤 記)