最近の出来事より | 軽井沢高原文庫

最近の出来事より

 いま、軽井沢は新緑の美しい季節を迎えています。

 きょうは、女子美術大学附属中1年生が深沢紅子野の花美術館を訪れ、私も冒頭であいさつしました。深沢紅子さんは女子美術大学の卒業生です。

 きのうは、7月から軽井沢高原文庫で始まる立原道造展のポスター・チラシの原稿づくりに着手しました。また立原道造展の関連イベントの講師の方々に連絡をとり、情報公開前の内容確認をさせていただきました。今月下旬、ホームページ等で紹介します。

 2日前は、小雨の降る一日でしたが、東京子ども図書館の吉田啓子さんが同館理事の杉山きく子さんと来館されました。吉田さんは石井桃子さんのかつら文庫に勤務され、3年前の当館での「あさまのふもとの文学展」では石井桃子さんの資料を同館よりお借りする際、大変お世話になりました。二人は旧朝吹山荘「睡鳩荘」で開かれている「赤毛のアンと軽井沢」展を見学にこられました。

 3日前は、今月19日に開催する追分文学散歩の下見に行ってきました。その後、追分のギャラリー小灯で開かれていた河村目呂二展をのぞいて、ひ孫の内山舞さんとしばらく話しました。この日、私の知人の宮森敬子さんの展覧会が岐阜県池田町にある極小美術館で始まりました。池田町は河村目呂二の出身地でもあり、これは不思議な偶然です。

 4日前は、午前中、辻邦生山荘の掃除に行ってきました。3時間ほど行い、すっかりきれいになりました。午後2時からは、明治四十四年館(2階は深沢紅子野の花美術館)で「赤毛のアンと軽井沢」展の関連イベントが行われ、私も会場で受付の手伝いをしました。村岡花子の孫の作家・村岡恵理さんのトークイベントでしたが、姉の英文学者・翻訳家の村岡美枝さんもあとで登壇され、カナダのプリンスエドワード島から取り寄せた「いちご水」なども提供され、素敵な会となりました。満席でした。

 ここに、4日前、辻邦生山荘へ掃除に行った際、庭先で見つけたフデリンドウの写真を載せます。小さいので、足元で気がつかないこともありますが、カタクリやニリンソウなどと同様、春先に可憐な花をつけるかわいらしい植物です。フデリンドウの花言葉は「真実の愛」です。 (大藤 記)