あすから、有島武郎別荘‟浄月庵”のカフェ「一房の葡萄」が新年度オープンします。 | 軽井沢高原文庫

あすから、有島武郎別荘‟浄月庵”のカフェ「一房の葡萄」が新年度オープンします。

 あすから、軽井沢高原文庫敷地内に移築されている有島武郎別荘‟浄月庵”1階のカフェ「一房の葡萄」が新年度オープンいたします。営業時間は11:00~17:00。営業は11月上旬まで。定休日は水・木曜日(8月のお盆期間中は無休)。珈琲・紅茶・ドリンク・トースト・ケーキなど。軽井沢高原文庫にご入館されなくても、カフェだけのご利用もできます。 

 店名の「一房の葡萄」は、有島武郎が生前に刊行した童話集『一房の葡萄』に由来します。

 ここに掲げる写真は、2008年夏、軽井沢高原文庫で開催した生誕130年記念「有島武郎と軽井沢展~その死と文学を問う~」の際に刊行した「高原文庫」第23号の表紙です。表紙に写っているのが浄月庵です。カフェは1階の洋間2部屋とベランダを使用しています。

 1923年(大正12)6月9日、有島武郎は父親が大正初期に建てたこの別荘で、「婦人公論」記者・波多野秋子と情死しました。今から101年前の出来事です。

 別荘のまわりには自生のヤマザクラがたくさんありますが、きょうはまだ固い蕾の状態です。うすいピンクの花が一斉に咲くのは、来週後半くらいでしょうか。皆さま、どうぞお出かけください。 (大藤 記)