本日(3/16)から新年度スタートいたしました。辻邦生山荘見学会2024①(6/1分)受付開始。 | 軽井沢高原文庫

本日(3/16)から新年度スタートいたしました。辻邦生山荘見学会2024①(6/1分)受付開始。

 本日(3/16)から、軽井沢高原文庫は新年度がスタートいたしました。今年1年間、どうぞよろしくお願いいたします。

 きょうから、2階展示室では「軽井沢の文豪たちに逢いにゆく」 を行っております(~4/16)。軽井沢ゆかりの文学者約50人の、軽井沢を舞台に描いた詩・小説・随筆・戯曲・俳句・短歌等を、明治末期から昭和前期までを中心に、著作、原稿、初出紙誌、絵画等の収蔵資料約200点で紹介しています。豊饒な軽井沢文学を一望することができます。

 次の写真は、1950年、軽井沢の別荘での室生犀星です。幅北光撮影。室生犀星は昭和前期において、軽井沢を代表する文学者のひとりです。

  今回、展示場の一角に、犀星の長女・室生朝子氏より寄贈された室生犀星遺愛品コーナーを設けました。このコーナーだけでも一見の価値があります。

    

 また、きょうから、辻邦生山荘見学会2024①(6/1分)の予約受付を開始いたしました。2012年にご遺族から寄贈された辻邦生・佐保子夫妻山荘を、2014 年から年数回程度、学芸員が現地にてご案内しているこの特別公開も、今年で11年目に入ります。

  来年は辻氏の生誕100年を迎えますから、新たな気持ちでこの催しにも取り組みたいと考えております。

 辻邦生氏は50歳の時、それまで13年間、3つの貸別荘を転々としていた同じ旧軽井沢に山荘を新築し、その後24年間ほど、亡くなる直前まで創作場所として使っていました。東京やパリにあった辻氏の仕事場が現存しない現在、唯一残る貴重な創作現場とも言えます。設計は磯崎新氏。

 皆さま、どうぞよろしかったらご参加ください。申し込み方法は当館ホームページをご覧ください。  (大藤 記)

辻邦生山荘(冬)