「追悼 加賀乙彦展」終了。本日から3日間、展示入れ替えのため、休館させていただきます。 | 軽井沢高原文庫

「追悼 加賀乙彦展」終了。本日から3日間、展示入れ替えのため、休館させていただきます。

 昨日、軽井沢高原文庫の令和5年度第1回企画展「追悼 加賀乙彦館長~軽井沢高原文庫と歩んだ25年~」が終了しました。ご来館くださった皆様、本当にありがとうございました。

 なお、本日から3日間、当館は展示入れ替えのため、休館させていただきます。どうぞご了承ください。

 5月27日から、軽井沢高原文庫は「没後15年記念 松永伍一展~詩・絵画・子守唄…~」を開催いたします。松永伍一氏は詩人・評論家。北軽井沢に夏の仕事場を持ち、約40年間、山小屋で仕事をされました。その間、『日本農民詩史』全五巻6000枚の内の半分をはじめ、『荘厳なる詩祭』『一揆論』『平家伝説』『高原の翳り』『子守唄の人生』『西行幻想』などをそこで書き下ろされました。

 今回の展示に当たり、松永伍一氏の出身地、福岡県大木町の大木町図書・情報センターから自筆原稿をはじめとする多量の貴重資料をご出品いただきました。またご遺族、教え子、交友のあった方々からも絵画・書・彫刻などをお借りしました。厚くお礼申し上げます。今回、松永氏が描いた絵をたくさん飾る予定です。

 今日は、松永伍一氏の福岡での教員時代の教え子、埼玉県在住の近藤征治氏が新幹線で松永氏旧蔵のローマングラスをお持ちくださり、私は軽井沢駅にお迎えに行き、その貴重な美術品を受け取りました。近藤氏は約15分後の上り新幹線で、お帰りになりました。

 また、今日は、画家・深沢紅子さんの絵のモデルにもなった東京都在住の画家・西真理子さん(一水会)が、北海道・旭川のご実家のお兄さん夫妻らと一緒に来館されました。お兄さんが久しぶりに上京されたので、急に思い立って軽井沢をご案内することにしたとのことでした。

 軽井沢は若葉が美しく生え出て、自然の息吹を存分に感じられる季節になっています。皆さまもお出かけください。

 ここに、今日の軽井沢高原文庫の建物外観と、松永伍一展の文字をつけた道路沿いの大看板の写真を載せます。 (大藤 記)