9月に入りました。最近の来館者の様子
9月に入りました。8月の異常ともいえる多量の降水の後、つかの間の高温、そして今また雨です。
皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
依然として、新型コロナ感染が収束する兆しが見えてきません。長野県は、今日まで全県に出されていた「特別警報Ⅱ」を延長すると共に、明日から9月12日までを「命と暮らしを救う集中対策期間」として対策を強化します。
現在、軽井沢高原文庫は、新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインに基づく対策を講じたうえで、文学館を開館し、夏季特別展「あさまのふもとの子どもの文学」を開催しています(~10/11。会期中無休)。9月のイベントについては、新型コロナ感染状況を考慮して、すべて中止とさせていただきました。
来館者数はやや低調ですが、それでも毎日、少しずつお客様がお見えになっています。有難いことです。ここに、最近の来館者の様子を、記憶をたどって記しておきます。
8月28日。写真家の齋藤さだむさんが、ホテル鹿島ノ森リニューアル関連の建物撮影に来られたとかで立ち寄られました。私は30年余り前から存じ上げています。最近、東京都美術館「イサム・ノグチ 発見の道」展にも齋藤さんは協力しています。敷地内の磯崎新氏設計の立原道造詩碑を見ながら、大辻清司や山口勝弘、土浦亀城といった多くの芸術家に関して、よもやま話をさせていただきました。
8月29日。ジャズサックス奏者の坂田明さんが軽井沢朗読館館長の青木裕子さんのご案内で来館。塩沢湖で採取したばかりというペットボトルに入れたミジンコを見せてもらいました。坂田さんはミジンコ研究家でもあります。坂田さんから私の頭にかぶせてもらった手作り風の特殊レンズ付眼鏡で見ると、たくさんのミジンコが水の中でピョーン、ピョーンと跳ね上がる様子がよく見えました。一瞬、坂田さんの顔とサクソフォーンとミジンコが三重写しになって想像されました。
8月30日。野上弥生子さんの孫、野上謙一氏ご夫妻が来館されました。弥生子の次男・茂吉郎氏の長男。謙一氏は先年、北軽井沢大学村理事長も務められました。夕刻、フランス語・ユダヤ研究家の菅野賢治・東京理科大教授が私に会いに来られました。
8月31日。今回の展示で石井桃子資料をご協力いただいた岸田節子さんが来館。岸田さんは石井桃子さんにとって娘同様の存在で、70年近くを石井さんの身近で過ごしてこられました。今回、岸田さんには私からご無理を承知で「高原文庫」第36号への原稿執筆をお願いし、当事者にしか書けない石井桃子さんの思い出を書いていただきました。
9月1日。8月上旬からずっと追分の山小屋に滞在されていた加賀乙彦館長がお迎えの車で東京へ帰られるため、昼頃、お見送りに行ってきました。その帰り、当館理事で世田谷文学館名誉館長の菅野昭正先生の山荘にも寄ってきました。きのうはまた、私はペイネ美術館の展示入れ替え作業を2人のスタッフと共に行いました。 (大藤 記)