あすから「愛らしい野鳥の木版画展 ~モリス著『英国の鳥の歴史』より~」開催(睡鳩荘)
きょうは、終日、旧朝吹山荘「睡鳩荘」(国登録有形文化財)で、あすから開催の「愛らしい野鳥の木版画展」の飾りつけを一人で行っていました。10/18(日)まで。
約170年前にイギリスで刊行された鳥類図鑑、フランシス・オーペン・モリス著『英国の鳥の歴史』(〝A History of British Birds〟1850-1857 London Groombridge&Sons刊)の中から、多色木版画80点余を2期に分け、ご紹介します。
著者のモリスは、アイルランド出身の聖職者、ナチュラリストで、英国王立鳥保護協会の初期設立メンバーの一人。図版は木版画家ベンジャミン・フォーセットが彫り、さらにフォーセット夫人とA. L. リドンによって彩色が施されています。
資料は日本アンリ・ファーブル会の新部公亮さんからご提供いただきました。状態もよく、刷りも美しい仕上がりです。170年前といえば、日本では江戸末期、嘉永年間。
当時、イギリスは世界中に植民地があり、「陽の沈まない国」と称されていました。そのため、この図鑑には世界の主だった野鳥たちが掲載され、クマゲラ、カケスなど軽井沢高原に生息する野鳥も収められています。
英国領主館の残り香が漂う旧朝吹山荘「睡鳩荘」(W.M.ヴォーリズ設計)は、イギリス留学経験者の朝吹常吉により1931年(昭6)に建てられました。彼は日常生活をイギリス流で統一し、別荘でもテニスとスコッチとブリッジと葉巻三昧の日々だったといいます(朝吹登水子氏談)。
多色木版画による美しい鳥たちの姿を、コロナ禍ではありますが、よろしかったらご覧ください。会期中無休。料金無料(但し、軽井沢タリアセン入園料が必要)。 (大藤 記)
ヨーロッパアオゲラ
