立原道造が1日の内で最も好きだった時刻はクレプスキュル | 軽井沢高原文庫

立原道造が1日の内で最も好きだった時刻はクレプスキュル

 立原道造が1日の内で最も好きだった時刻はクレプスキュルだということを、以前、立原道造記念会会長の宮本則子さんからうかがったことがあります。クレプスキュル(またはクレピュスキュール)はフランス語ですが、日本語に訳すと「夕暮れ時=薄暮」です。

 あるいは注意深い方はご存じだったかもしれませんが、かつて、東大工学部前に所在した立原道造記念館のパンフレットにもこのことが小さく記されていました。

 じつは、宮本さんもこのことを立原の友人、中村真一郎先生からうかがったようです。中村真一郎・当館前館長はフランス文学者でもありましたから、立原と同じ東京日本橋出身でシャイな先生は、あえてフランス語でそうおっしゃったのでしょう。 (大藤 記)