室生犀星著書を多数受贈 | 軽井沢高原文庫

室生犀星著書を多数受贈

 昨年、金沢の室生犀星記念館名誉館長の室生洲々子さんからご紹介いただき、室生犀星の著書・雑誌を長年、収集しておられるという東京のIT関連企業に勤める男性にお目にかかりました。とても感じのよい方で、その折、室生犀星に関する楽しい雑談をさせていただきました。

 その方は、20代の頃から数十年にわたり、室生犀星の著書・雑誌の収集・調査を続けてこられ、それが今や膨大なコレクションを形成するに至ったようです。今後も収集は続けられるとのことですが、現在、取り組んでおられるご自身の大きなお仕事にあと10年くらいはかかるだろう、このへんで、手元にある資料をどこか相応しい場所にすべて寄贈したい、という気持ちになったそうです。

 そこで、昨年、金沢の室生犀星記念館に貴重な初版本など約140点余を寄贈なさり、つづいて、よろしかったら当館に寄贈したい、というありがたいお申し出なのでした。

 今年になって、新年早々、まず第1回分を頂戴しました。「杏っ子」東京新聞切抜き全揃いや、「我が愛する詩人の伝記」全掲載誌、「遠野集」室生家私家本など、軽井沢に関する貴重な資料です。そして、本日、第2回分を頂戴しました。信州・軽井沢にちなんだ著書を中心に童話なども含んだ多彩な資料。今後も、準備が整い次第、ご寄贈くださること。

 この方は、小島薫さんといい、金沢市出身。今年1月のNHK Eテレのスウィーツ番組「グレーテルのかまど」(室生犀星のようかん特集)でも資料面でご協力されました。小島さんは、サイト上でも「室生犀星書籍博物館~犀星の著書を装幀、造本から知る~」という、大変充実したホームページを公開なさっていますので、室生犀星にご関心のある方はどうぞご覧ください。 (大藤 記)