9月に入り、時間がゆったりと流れています。 | 軽井沢高原文庫

9月に入り、時間がゆったりと流れています。

  きのうは、学習院大教授で辻邦生さんと共著もある堀内ゆかりさんがご家族でいらっしゃいました。またきのうは京都から旧知の能楽師の家柄の親子が加賀乙彦展を見学にお見えになりました。ご母堂は90歳。とても礼儀正しい方です。

 また、加賀乙彦『永遠の都』ロシア語訳刊行にご尽力なさっているロシア文学者の沼野充義先生から、作品がいよいよ刊行の運びとなり、表紙裏に使う写真を至急送ってほしいとロシアの出版社から依頼が来たとのことで、加賀館長のご依頼もあり、写真を沼野先生へお送りしました。永遠の都』ロシア語訳刊行が待ち遠しいです!

 少し前、江戸千家家元の川上宗雪さんからお電話をいただき、お一人で来館くださいました。ふだんは茶道の指導などでご多忙なのでしょうが、ゆっくり見学なさっていました。堀辰雄夫人の追分のお宅で何度か、お点前をなさったことや、野上弥生子さんがご贔屓にされていた銀座の空也のもなかの店主とも知り合いであること、趣味で篠笛を長年、おやりになっていることなど、今回も興味深い話をいろいろうかがいました。  

 きょうは、岩手県立美術館への資料の貸し出しがありました。

 9月に入り、時間が少しゆったりと流れています。 (大藤 記)